2: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/04/22(日) 18:12:00.51 ID:9INxUAaU0
斉藤(テントの設営を終えた達成感に浸っていると、リンから連絡がきた)
3: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/04/22(日) 18:12:46.81 ID:9INxUAaU0
斉藤(そういえば一年前、リンがここにキャンプに来たときは富士山に帽子がかかっていて。それで、私は『晴れるといいね』なんて送ったんだっけ)
斉藤(奇しくも今日の天気は晴れ。千円札のモデルにもなったといわれる、本栖湖の富士山を存分に堪能できる快晴だ)
4: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/04/22(日) 18:14:42.60 ID:9INxUAaU0
斉藤『これから天気が悪くならなければいいんだけど』
リン『だな』
5: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/04/22(日) 18:18:00.67 ID:9INxUAaU0
リン『そうだよ。なでしこもいるよ』
斉藤『そっか。そういえばそうだったね』
6: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/04/22(日) 18:19:18.53 ID:9INxUAaU0
リン『そういや、どうしてソロキャンしようって思ったの?』
7: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/04/22(日) 18:21:50.59 ID:9INxUAaU0
斉藤『ほらね? 発起する理由なんて大体そんなものだよ、リン』
リン『まあ、そういうものか』
8: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/04/22(日) 18:22:28.99 ID:9INxUAaU0
斉藤(実際、私ははぐらかしていた)
斉藤(まるっきり嘘というわけでもないが、それだけではない。明確な理由があるといえばある)
9: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/04/22(日) 18:22:59.78 ID:9INxUAaU0
リン『それにしても』
10: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/04/22(日) 18:23:29.95 ID:9INxUAaU0
斉藤(返信すると、リンは待っていたかのようにそう返した)
斉藤(そして、会話が途絶えた)
11: ◆mL2ZRk1cK.[saga]
2018/04/22(日) 18:24:12.07 ID:9INxUAaU0
斉藤(……それにしても。去年の私に言っても信じないと思うよ、か)
斉藤(実際そうだ。去年の……なでしこちゃんと会ったばかりの頃の私に話しても、多分「えー?」と懐疑的な笑みを浮かべるだろう)
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