8: ◆P4gW9oKees
2018/04/19(木) 00:38:11.90 ID:fXyxsV/i0
あの雑誌のインタビューのお仕事から数日後。
私はプロデューサーさんに、事務所まで来るように言われました。
今日はお仕事もレッスンも入っていなかったはず…。
まさか、とうとう事務所をクビに…?
なんて今では冗談で言えます。
「おはようございます」
事務所に入ってまずは挨拶。
「ああ、おはよう、ほたる。ごめんな、いきなり呼び出して」
「いえ。今日はなんのお話ですか?」
「実はな」
と前置きをしてからプロデューサーさんは言いました。
「ほたる、ソロCDデビュー決まったぞ!」
……え?
CDデビュー?
誰の?
もしかして
「私の、ですか?」
「ああ、そうだ!ほたるの、ほたるのためだけの曲を作ってもらえることになったんだ!」
「あ、ああ…」
それを聞いた私は、溢れる涙を止められませんでした。
なんででしょう?
こんなにも嬉しいのに。
「ほ、ほたる!?どうした?もしかして不安か!?」
「い、いえ。嬉しいんです。こんなにも、嬉しくて…」
怖くはありません。
それは私がずっと願っていたことだから。
今までずっと痛みに耐え、探していた景色。
それはこの先にあるんです。
限りなく開かれたこの世界。
今度は、仮初(ゆめ)でもいいだなんて思いません。
いつからかこの心に宿ったヒカリは、この胸の中で確かに光り続けています。
それはホタルのようにそっとしたヒカリ。
例えそうだとしても、そのヒカリはずっとずっと光り続け、ファンの皆さんと、そしてプロデューサーさんの心までも、照らし続けることでしょう。
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