47: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/04/16(月) 00:32:40.55 ID:wXMMdwi10
沈黙に耐えきれなくなったのは、あたしでもプロデューサーさんでもなく、電気ポットだった。
隣の部屋でぴろぴろぴろと湯が沸いたことを知らせる電子音が鳴り響き、あたしの肩はびくりと震える。
もうちょっといい雰囲気なら、キスしちゃうやつだったな。
プロデューサーさんは、どう思ってたんやろね?
肩を竦めているあなたも、ひょっとして同じようなこと、考えてた?
プロデューサーさんが、さっきと同じようにゆっくりと口を開く。
もちろん返ってくるのは、あたしの妄想への答えではないけれど。
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