秋雲「桜色が揺れていた」
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6: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/04/14(土) 22:58:15.72 ID:CukocDRT0


翌日、雨が窓を打つ音で目が覚めた。空は生憎の空模様、ははは、巻雲の言ったとおりだ。

やっぱり珍しいこと言うのが悪かったかなぁ。この雨じゃ満開だった桜も散ってしまうだろう。

あーあ、どうしよっかな……。途方にくれながら支度していると部屋の入り口に巻雲が見えた。手にはお弁当らしきものが見える。冗談半分だったけど、律儀だなぁ。

巻雲のそういうところ好きだよ、言わないけど。

入ってくればいいのに、他の陽炎型の姉妹に遠慮しているのかなぁ。


「あぎぐもぉ……」


私が近くによるとなんとも情けない声で名前を呼んできた。
 
そんな泣きそうな顔をするなよ巻雲。秋雲さんまで悲しくなっちゃうだろ。
 


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