16:名無しNIPPER[saga]
2018/04/15(日) 01:20:10.08 ID:ah/HvYxA0
「けほっ……楓さん」
「まぁまぁ。酒も滴る良い男ですよ、プロデューサー♪」
「……む」
ほう。ほほう。
なるほどなるほど、そういうコトでもあった訳だ。
いやぁまだまだ青春だな、兄ちゃんや。
女っ気の無い人生を送って来たせいか、おじさんこういうコトは大好きでね。
どら、ここは一丁おじさんが手助けをしてやろうじゃねぇか。
「姉ちゃんの言う通り。男を上げてぇなら飲む事だ」
「大将まで何言ってるんですか」
「兄ちゃんにも気になるコレの一人や百人居るだろ」
「百人は居ませんよ……」
「一人は居る訳だ」
「勘弁してください」
苦笑いを浮かべる兄ちゃんの横で、姉ちゃんのペースが少し鈍る。
おう、やっぱ女ってのは鋭いもんだな。こっちの意図を伝えるまでもなしと。
「俺がそうだったから言うけどよ、色は知っといて損はねぇぜ」
「はぁ」
「兄ちゃんの周りなら別嬪なんて山ほど居んだろ? 一人くれぇ心当たりはねぇのか?」
「……えー」
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