アスラン「頼りにしているぞ、シン」
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156: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/23(月) 20:56:53.18 ID:NlmXOd7+0
レイの懐疑的な視線に、思わずアスランの頭に血が上る。
本来アスランは、自分が疑いを向けられた程度で怒りを露わにする人間ではなかったが、
フリーダムとアークエンジェルの一件が、アスランから冷静さを失わせていた。

アスラン「もし知っていたら、あんなことを許すはずがないだろう!!」

突然大声を上げたアスランに、シンとルナマリアが何事かと振り返った。

ルナマリア「アスラン…?」

アスラン「……あ…」

心配そうに見つめてくるルナマリアに気づき、アスランは自分を戒める。
ハイネがいなくなった今、この部隊を纏め上げるのは、再び自分の役目になった。
だというのに、苛立ちを部下にぶつけてしまうなど、隊長失格ではないか。

アスラン「…すまない、八つ当たりだ」

レイ「いえ、お気になさらず。俺が無神経でした」

レイは怒鳴られたことを気にした様子もなく、踵を返して歩き始めた。
シンとルナマリアは戸惑っていたが、アスランに先に戻っていてくれと促され、レイに続くようにミネルバのハッチに消えた。


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