【ガルパン】典子「どうしたらバレー部が復活するんだ!」
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6: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/11(水) 23:20:54.34 ID:C/ZRoeK50
みほ「うーん、そうですね……例えば……バレーは楽しいんだって周りにアピールするのはどうでしょう?」

典子「うーん、私たちが楽しくバレーをすることでアピールしているつもりなんですが……どうして伝わらないんですかね?」

みほ「言いにくいんですが……楽しみすぎてるんじゃないでしょうか。楽しむことに夢中だと他の人ってそこに入りにくかったりしますから。」
以下略 AAS



7: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/11(水) 23:49:01.10 ID:C/ZRoeK50
みほ「気になるけど話しかけられない、きっかけがないと入っていけないってことが結構あると思うんです。私もそうですし……。」

この場に沙織と華がいれば3人が友達になった日を思い出しただろう。
みほは間違いなくそういうタイプだし、本人も自覚しているからこそのアドバイスということが容易にわかる。

以下略 AAS



8: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/11(水) 23:49:39.10 ID:C/ZRoeK50
みほ「はい。でもそれをしすぎるとかえって逆効果なので、ここぞというときに勧誘するのがいいと思います。しつこいとやる気になりませんから。」

典子「難しいですね。楽しいことをアピールするけど自分たちが楽しみすぎてもいけない。きっかけを作るために話しかけないといけないけど誘いすぎてもいけない。と……。」

典子は頭を掻いて悩む素振りを見せる。
以下略 AAS



9: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/11(水) 23:50:07.21 ID:C/ZRoeK50
みほ「ほどほどにってことですね。皆さんがバレー部を復活させたいって気持ちはみんな知っていますので、あとはきっかけ、そしてどれだけやる気にさせることができるかだと思います。」

典子「やる気にさせる、ですか?」

みほ「例えばバレーのポジション1つを体験させて良いところをとにかく褒める、とかですね。褒められればやる気になりますから。」


10: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/11(水) 23:50:36.40 ID:C/ZRoeK50
典子「なるほど!流石西住隊長!大変勉強になりました!」

みほ「参考になったなら良かったです!」

典子は花が咲いたような、いや、竹を割ったような笑顔でお礼を述べる。
以下略 AAS



11: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/11(水) 23:51:32.44 ID:C/ZRoeK50
典子「それにしても西住隊長はよく色んな作戦を考えられますね。コツとかあるんですか?」

みほ「コツ、って言えるかわからないですけど、他の人の意見を聞いたりとか、他の人の作戦を真似してみたりとかするといいかも。」

典子「真似ですか?」
以下略 AAS



12: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/11(水) 23:55:45.71 ID:C/ZRoeK50
典子「西住流は名門で人も多いって聞いていたんですが、やっぱり勧誘もしてるんですね。」

みほ「最近は戦車に乗る人も減ってきましたから、西住流でも門下生募集に力を入れているんです。」

典子「なるほど、それで……。」
以下略 AAS



13: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/11(水) 23:56:31.79 ID:C/ZRoeK50
笑顔で返事をする典子を見て、みほは安堵した。
自身を縛りつけていた西住流の生まれに感謝すらした。
それほどチームメイトの相談に乗れたことが嬉かったのだ。
そんなみほに典子が唐突に尋ねる。

以下略 AAS



14: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/11(水) 23:59:25.80 ID:C/ZRoeK50
みほ「うーん、そうですね……。」

みほは一瞬考えた。
確かに悩みはある。それもみほにとっては大きな悩みだ。
しかしそれを打ち明けてバカにされないだろうか、なんて小さい悩みなのかと笑われないだろうか、当然そんなことはあり得ないと知ってはいるものの、それでも怖いものは怖いのだ。


15: ◆saI1ZNzQKuJn[saga]
2018/04/12(木) 00:01:05.40 ID:/W1xr3pr0
典子「西住隊長!なんでも言ってください!仲間じゃないですか!」

その言葉にみほは相談する決心をした。
典子がみほの恐怖心を打ち倒したのだ。
確かに2人は仲間だ。今まで何度も頼ってきたし、頼られてきた。みほはそれを思い出した。


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