周子「昨日のあたしが知らない場所を」
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47: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/04/12(木) 22:32:34.37 ID:VXIG2kdO0
うーむ、あしらい方に手慣れたものを感じる。

結構場慣れしてそうだぞ、この人。



48: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/04/14(土) 17:09:09.09 ID:x9sd9kyc0



「なにかあったのか?」

以下略 AAS



49: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/04/14(土) 17:09:47.09 ID:x9sd9kyc0
「怪我したわけじゃないのに、泣いてたろ」


少し間を置いて、男の人は言葉を続ける。

以下略 AAS



50: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/04/14(土) 17:10:22.91 ID:x9sd9kyc0
「別に、なんもないよ?」


返事してから後悔した。

以下略 AAS



51: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/04/14(土) 17:10:51.84 ID:x9sd9kyc0
「親御さんと喧嘩したとか」


ぎくっ。

以下略 AAS



52: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/04/14(土) 17:11:41.82 ID:x9sd9kyc0
「きみくらいの年の頃に1人で泣きたくなるようなことって、ペットが死んだとか、親にきついこと言われたときだったかなあって」


おお、と思わず感嘆の声を漏らしてしまった。

以下略 AAS



53: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/04/14(土) 17:12:11.95 ID:x9sd9kyc0
「あのねえ」


気付けば、言葉が口から滑り出てきていた。

以下略 AAS



54: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/04/14(土) 17:12:55.16 ID:x9sd9kyc0
顔を見ながら話すのはとても恥ずかしかったので、あくまで独り言のように。

洛中の街明かりが薄ぼんやりと滲む宵闇と会話する。


以下略 AAS



55: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/04/14(土) 17:13:44.24 ID:x9sd9kyc0
「今は家の手伝いをしてるんだけどさ。それは小さい頃から当たり前のようにやり続けてたことで、あたしがやりたいことなのかなと思うと違う気もするんだよね」


嘘だ。

以下略 AAS



56: ◆vOwUmN9Rng[saga]
2018/04/14(土) 17:14:30.89 ID:x9sd9kyc0
「いざ将来のことを自分で考えろって言われてもさ。一体全体どうしたらいいのかな。考えてみても、あたし分からないんだ」


本当のことなんか言えっこなかった。

以下略 AAS



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