3: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2018/04/02(月) 01:02:14.22 ID:2dkh2G9M0
待ち合わせ場所である、長浜と言うバス停留所──まあ、簡潔に言うとわたくしの自宅から出て一番近いバス停です──は内浦地区特有の駿河湾に面しているバス停なので、
桜の花々が春の訪れを感じさせる今日のような日でも、海からは冷たい風が吹いてきて、わたくしの身を縮こまらせます。
加えて、海沿い故に風が強い。
ダイヤ「……海の気温は2ヶ月遅れるなんて言いますが……内浦はなかなか春を感じさせてくれないのですわね……」
そのようなことをぼやいていると、追い討ちを掛けるようにまた冷たい風が吹き付け、古びたバス停の雨よけをガタガタと揺らす。
ダイヤ「……くしゅっ!」
思わず、口元に手を当ててくしゃみをしてしまう。
そのとき──ふわり、と
千歌「風邪ひいちゃうよ?」
上着を掛けられる。
ダイヤ「あ、ありがとうございます……///」
千歌「えへへ、おはよっ ダイヤさん」
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