10: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/03/30(金) 23:34:19.58 ID:hRbC8D020
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僧侶「うわああああああああああ、勇者さまああああああああああああああああ!」
僧侶「わたしはああああああああ、私は本当にやってないんですうううううううう!!!!」
勇者「わかっています。落ち着いてください僧侶さん」
僧侶「ああああありがとうございます!私なんかのために、牢やぶりまでして!!!」
勇者「気になさらないでください。えっと、私もこの経験で一つ新しい技を覚えることができましたし」
吟遊詩人「ひひっ」
僧侶「!?」
僧侶「・・・吟遊詩人・・・きさまか!貴様の仕業かああああああああああああ!!!」
戦士「落ち着け!僧侶!吟遊詩人が憲兵の大半を眠らせてくれたおかげで、俺たちはいまここにいるんだ」
勇者「私が言うのもなんですが、何の根拠もなく仲間を疑ってはダメです僧侶さん」
僧侶「・・・勇者様」
吟遊詩人「まあまあ皆さん、私の日頃の行いが悪いのです。僧侶さんを責めないであげてください」
僧侶「きさまあああああああああああああああああああ!私を謀ろうという気かあああああ!」
勇者「落ち着いてください!」
僧侶「何故です!何故、吟遊詩人なんかを庇うのですか!!!???」
戦士「庇ってなんかないさ、ひとまずここから逃げよう。話はそれからだ」
僧侶「ななぜです。なぜ話をそらすのです・・・・ああああ、まさかまさかまさか」
僧侶「まままままさか、みなさん承知のうえなのですか・・・・???」
僧侶「危険の中で新たな技を身に着けるために・・・?わたしを・・・だしに・・・」
吟遊詩人「僧侶さんは混乱しているようですね。ひとまず眠らせて牢から運び出しましょう」
僧侶「なっ!」
吟遊詩人「吟遊詩人スキル!眠りの唄!」アー
僧侶「ぐっ・・・zzz」
勇者「やり方が乱暴ですよ吟遊詩人さん」
吟遊詩人「しかし、ここで時間を繰ってる場合でもないでしょう?」
戦士「それもそうだな・・・」
勇者「よし、では僧侶さんは私がかつぎます!みなさん行きましょう!」
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