千早「賽は、投げられた」
1- 20
87:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 20:46:28.75 ID:nKI6vhSl0


けれどその疑念を、私は必死に振り払う。


それでも私は進みたいと思った。

今度こそ手放したくないと思った。

今、私の身体を包む温もりを、本当のものにしたいと思った。


「うん。しようよ、千早ちゃん」

「頑張ろうよ、私も一緒にいるから」


私を抱きしめる手に、弱々しく力が増した。

その壊れそうな手を、今度は私が優しく包む。


「ええ」

「きっと」

「今度こそ」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
640Res/352.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice