千早「賽は、投げられた」
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617: ◆on5CJtpVEE[saga]
2020/08/13(木) 00:43:47.62 ID:HC/e3twa0

私は拳を握りしめた。

この向こうで、あの子は一人きりで。

それはまるで、いつかの私で。


ああ。

あのときは、あの子が私を救い出してくれたんだった。

手を引っ張って、私をどん底からすくい上げてくれたんだった。


もう一度、私は拳を握りしめる。

拳の中には、六面体のキューブ。

固い。

これならば、きっと。



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