600:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 22:45:27.76 ID:9+Zy6u7A0
千早ちゃんは、雨と涙に濡れて。
私は逃げ込む千早ちゃんと共に、部屋へと入った。
無機質な、でもところどころにみんなの思い出が詰まった。
千早ちゃんの、大切な部屋。
千早ちゃんが最後に逃げ込める、大切な部屋。
そんな玄関先で。
びしょ濡れの千早ちゃんが、座り込んでいた。
私のノートを、握りしめて。
私も、その隣に座りこんだ。
微かに伝わる体温が、暖かい。
神様がお願いを聞いてくれたのかな。
640Res/352.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20