598:名無しNIPPER[saga]
2019/06/08(土) 22:14:02.21 ID:9+Zy6u7A0
――どれくらい時間が経っただろう。
独りきりで、座り込んで。
泉の中の千早ちゃんを見つめて。
ふと、どこからか、光が見えた。
カラフルな、千早ちゃんを導いてきた光。
それらが私の前で、手招きをしてる。
「今更どうしたのかな……」
光は見える。
見えるというか、感じる。
泉の中から。
「こっち……?」
ふらふらと、誘われるように泉に手を差し入れる。
暖かい光が、私を引っ張ってくれた。
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