406:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 16:18:25.69 ID:90dRlIqZ0
それから日々、悩むことが日課になった。
「千早、コーヒー飲むか?」
事務所の給湯室から漂う、香ばしい香り。
「ありがとうございます、プロデューサー」
「あまり根を詰めすぎるなよ」
「いいんです。何かしていないと、私も落ち着かなくて」
「……プロデューサー殿、千早に何か吹き込んだんですか?」
「こ、怖い顔するなよ」
「大丈夫よ、律子。別に嫌な悩みとかではないから」
ならいいけど、と。
煮え切らない声が、尖らせた口から小さく聞こえた。
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