千早「賽は、投げられた」
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342:名無しNIPPER[saga]
2018/04/09(月) 21:51:51.61 ID:Zo4S+Uss0

恐る恐る、鞄を手に取る。


重い。


鞄だけの重さではない。

中に入っている、二つの重さ。


雨音の中で、微かに聞こえた社長の言葉。


『日記は、二冊とも読んだのかね?』


鞄を開けると、表紙の焼けた古い日記とは別に。


もう、一冊。


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