【ミリマス】偶然の出会い、懐かしい調べ、それとレトロなゲームハード
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9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/03/27(火) 19:24:43.01 ID:vftKukhh0

もちろん、この時に支払われたジュース代は後々利子と一緒になって返って来る。

先の桃子の例えで言うならば、焼きたてのホットケーキがお礼として彼女に贈られたり、素敵なシールセットが渡されたり。


そうして今、三人の中でこの権利を手に入れたのが杏奈だった。

彼女は握った五百円を静香の手へと渡しながら

「だから今は……杏奈が持つ、ね? 杏奈、グレープ・オ・レが飲みたい……です」

「か、買いに行くのは私なのね」

「……ん、溶けちゃう」

目当ての飲み物を静香に伝え、宣言通りベンチの上にとろけだす杏奈。
彼女はへにゃへにゃとした動作で隣に座る歌織の膝に頭を置いた。

……驚いたのは歌織である。

「はぁっ!!?」

ぴくり、肩を跳ね上げ固まった歌織のその様は、
普段は愛想の悪い野良猫が膝の上に乗って来た時の風花の反応に瓜二つ。

その後に撫でてもいいのかどうかと両手をフラフラさせるところまでそっくりだ。


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