【ミリマス】偶然の出会い、懐かしい調べ、それとレトロなゲームハード
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6: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2018/03/27(火) 01:56:01.14 ID:L6wHZ/kd0

言って、杏奈はちょこんと小首を傾げて見せた。
その仕草はとても可愛らしく、思わず胸ときめいた歌織が言う。

「大丈夫。二人のお金は私が出すから、大人の私に払わせて!」

しかし、静香はこの申し出に驚いたように慌てながら。

「そっ、そういうワケにはいきません!
それにプロデューサーならこういう時、予算から出すのを躊躇ったりはしないハズです!」

「でも予算からって、静香ちゃん――」

「……いわゆる……経費……かな?」

「それ、ちゃんと通るのかしら? 自動販売機はレシート出したりしないわよね」

「わ、分からないですけど……。最近の自販機はハイテクですからもしかすると――」

戸惑う静香に杏奈が言う。

「ん……杏奈はジュース代、あるよ」

そう、彼女の言う通り。

静香と歌織が視線をやると、杏奈のお手てには五百円玉が光っていた。

輝く硬貨をチラつかせ、杏奈は二人に笑いかける。


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