モバP「アイドルの、水木聖來」
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10:名無しNIPPER
2018/03/26(月) 18:02:56.23 ID:+Z9Tsvl+0
聖來「……うーん、なんかちょっと違う気がするなー」

P「あれー!? せっかくドヤ顔で良い感じのこと言ったのに! 超恥ずかしかったのに!」

聖來「あはは、ごめんごめん。けど今の解釈ちょっとかっこ良かったかも! モヤモヤの正体は分かんないけど、とりあえずそう思っておくことにするよ!」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER
2018/03/26(月) 18:04:10.14 ID:+Z9Tsvl+0
後日 18:30
都内 水木聖來単独ライブ会場 舞台裏


P「聖來さん、そろそろですけど、準備できてますか?」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER
2018/03/26(月) 18:06:11.39 ID:+Z9Tsvl+0
聖來「……この人たち皆、アタシの舞台を見に来たんだよね」

P「……はい。今日は合同ライブでも、グループ名義でもありません。客席にいる人は皆、聖來さんを見に来たんです」

聖來「――――ッ!」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER
2018/03/26(月) 18:07:47.74 ID:+Z9Tsvl+0
 ブルリと武者震いをして瞳に強い火を灯した聖來さんを見て、内心で苦笑する。

 ーーほら、やっぱり言った通りだ。

 けど貴女は、そうでなくっちゃ。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER
2018/03/26(月) 18:08:34.70 ID:+Z9Tsvl+0


   ※




15:名無しNIPPER
2018/03/26(月) 18:10:01.85 ID:+Z9Tsvl+0
 パートナーに送り出され、舞台の上へと駆け上がる。数千、数万の瞳が一斉にアタシに、アタシだけに向けられる。

 想像していたよりもずっと強い圧を感じた。

 けど――不思議と震えはなかった。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER
2018/03/26(月) 18:11:39.09 ID:+Z9Tsvl+0
 ――ねぇPさん。

 アナタはアタシに、いつも期待してくれた。

 日の沈んだ街路で細々と踊っていたアタシに。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER
2018/03/26(月) 18:12:25.57 ID:+Z9Tsvl+0
 だから見せたいんだ。

 アタシに期待して観にきてくれた観客のみんなに。

 アタシに付き合って手をかけて育ててくれたPさんに。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER
2018/03/26(月) 18:13:01.76 ID:+Z9Tsvl+0





以下略 AAS



19:名無しNIPPER
2018/03/26(月) 18:13:53.92 ID:+Z9Tsvl+0


 そしてアタシは――"アイドル"水木聖來のダンスの、最初のステップを踏み出した。




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