京太郎「新生活は抱き枕とともに」
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915: ◆DAKIMApJGg[saga sage]
2022/06/18(土) 22:47:39.14 ID:0i0FVFz8o


今日も今日とて智葉の料理に舌鼓を打って程よく熱めになっていた風呂に入っていたときだ
最近ではこの生活にも慣れたのかのんきに鼻歌まで歌う始末だ


「邪魔するぞ」


「え!?」


京太郎が驚くのも無理はない
風呂トイレセパレートのこのアパートの数少ない利点


室内で数少ない鍵ができるのがトイレと風呂
智葉が来るようになってから必ず鍵をかけるようになっていたが所詮10円玉で開いてしまうような鍵だ


「なにしに来たんですか!」


さすがに究極ともいえるパーソナルスペースを侵害されては文句も出るだろう
そもそも家の中に入ってきている時点でいうべきだというのは考えないことにしておく


「背中を流してやろうと思ってな」


「いりませんよ!」


「まあまあ, 床屋で髪を洗ってもらう延長だと思ってくれればいいから」


「ですけど……」


「それにほら, ちゃんと襦袢を着てるしそっちもタオルで隠してくれて構わないから, な?」


「まあそれなら……」


辻垣内智葉には誤算があった
襦袢というものの視覚的魅力というものを過小評価していたのだった


結果的に快適な睡眠を確保されたいた京太郎の睡眠時間は削られティッシュの使用量が増えることになってしまった
その原因が自分にあるなど辻垣内智葉はつゆほども思い至らなかった







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