665: ◆DAKIMApJGg[saga sage]
2021/03/13(土) 23:02:23.82 ID:n5nYaSDGo
「京くんの食べたいものはなにかしら?」
「えーっと……」
大学を出た俺たちはそのままスーパーへと向かった
福路さんが夕飯を手作りしてくれるということで材料を買いに来たのだ
「言っとくけど特にないとかなんでもいいはダメよ?」
そういって小さく指でバツを作る
おちゃめな仕草に思わずぐっときた
「いや, いつかの手まり寿司みたいになんでも美味しそうなんで」
「じゃあすg……京くんの好きなものは?」
「エビですね」
「じゃあエビづくしといきましょうか」
「いいんですか?」
「ええ, そうと決まったら材料を買わなくっちゃ」
忙しそうにしながらもどことなく楽しそうな『お姉ちゃん』
会計のときに一悶着あったがなんとか折半という形に落とし込めたのがせめてもの救いだった
つづきますん
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