664: ◆DAKIMApJGg[saga sage]
2021/03/03(水) 22:51:05.16 ID:9qg/wfTao
「はじめまして, 福路美穂子です」
「は, はじめまして, 須賀京太郎です」
お互いに授業のない時間
学内のカフェテリアで会うことになった
『お世話になった』ことは何度もあるがこうして実際に会ってみると想像以上だ
妄想の中よりも成長している福路さんはより大人っぽくなってさらに色っぽくなっていた
「今回は久が無理なお願いをしちゃってごめんなさい」
自己紹介もそこそこにまずは福路さんが頭を下げてきた
「竹井先輩の無茶振りなんて慣れてますしそもそも福路さんみたいなキレイな人と一緒に暮らせるなんてこちらからお願いしたいですよ」
「ならいいのだけど……」
「えっと……ストーカー対策でしたって?」
「ええ」
幸いセキュリティがしっかりしているマンションに住んでいるおかげで実害は出ていないこと
それでも誰かにつきまとわれているのはあまりいい気がしないのでなにかあったときにすぐ対処できるようにしたいということ
「でもなにかあればスマホで助けを求めるとか……」
「その……あまり使い方がわかってなくて……:
「なるほど……」
福路さんみたいな一見完璧に見える女性でも欠点があるというのはなんだか嬉しくなった
「それと私たちの関係なんだけどね?」
「はい?」
この日, 俺に『お姉ちゃんが』が生まれた
続きますん
984Res/618.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20