440: ◆DAKIMApJGg[saga sage]
2019/05/16(木) 22:28:17.91 ID:IF8/ERy+o
終始ごきげんな様子の和とは違い俺の中ではいろいろな考えがめぐっていた
のんきに寝息を立てる姿をかわいいと思ってしまったのは内緒だ
とはいえ空港に降り立ってしまえば目的地は違うだろう
ところが, それは俺の甘い見通しにすぎなかったらしい
由暉子「いらっしゃいませ」
若干のバツの悪さを覚えつつも無事に合流することができた
『じゃあな』
目的地が違うだろう和に別れの言葉をかけようとしたときだ
和「こんにちは, お世話になります」
京太郎「……え?」
少なくともこの場には俺たち3人しかいない
つまり和の言葉は俺ではなくユキにかけられたということで……
由暉子「説明は移動しながらしますね」
促されるままに電車に乗り込みユキからの説明を受ける
今回の件は二人のいたずら好きな部長によって仕組まれたものらしい
由暉子「というわけで男の子と旅行なんてはじめてですけどよろしくおねがいしますね」
和「父と母には婚前旅行の許可は得ていますから問題ありませんよ」
そしてタイミングを見計らったような二人の部長からの『グッドラック』というメッセージ
京太郎「あ, あはは……」
かくしておもち少女との珍道中が膜を開けたのだった……
つづきますん
誰かスレ建てはよ
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