135: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/04/01(日) 02:59:25.10 ID:Q/ZSCgdu0
激甚なギターサウンドが歓声をも切り裂いた。
『星はここにある』
マイクを両手で握り締め、天才は歯を剥いて笑う。
いつも思うけどあいつ、温まりきった時の笑顔がちょっと獰猛なんだよな。
『あるいは、作ることもできる』
それをMCの一環だと思うか、それとも誰かへのメッセージだと思うか、ともかく――
『あたしは、あたしを肯定する』
噛みつくような歌声が放たれる。
煌めく無数の雪が、一つ残らず音圧で揺れた。
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