129: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/04/01(日) 02:30:13.93 ID:Q/ZSCgdu0
一曲目が終わり、会場はもう白く霞むほどの雪に包まれている。
興奮と困惑がない交ぜになった不思議なムード。
スタッフ達が動き出すかの瀬戸際に、志希が声を張り上げた。
『プロフェッサー一ノ瀬の科学電話相談〜〜〜っ!』
ほとんどの人がぽかんとした。
それがMCらしいと気付いたのは少数だった。
どうも生徒担当らしいフレデリカが、マイクを電話に見立てて何か始める。
『ぷるるるる、ぷるるるるる』
『がちゃー。はいこちら科学電話相談室』
『なぜ人を好きになるとこんなにも苦しいのでしょう?』
『おっとっと、さては番号を間違えてるな?』
『パルドン、間違えました。では、んー、おっほん』
『お星さまってー、どうして遠くにあるんでしょーか?』
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