101: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/30(金) 03:37:24.78 ID:uXClwahM0
事務所に帰り着く頃には、上から下まで真っ白けだった。
「あっ、おか――何してたの!?」
「いや〜馬の力には勝てなかったよ」
「鼻メガネも形無しだよねー」
美嘉ちゃんが慌てて拭いてくれる。こんなこともあろーかとバスタオル用意してくれてたそうな。
その後、あつあつのお茶とか飴ちゃんとかで一息ついて、なんかほっとして眠くなってきたりした辺りで。
「で?」
プロデューサーが切り出す。
「どんな大仕掛けを考案したんだ、天才?」
「なんのことはない、ごくごくシンプルなトリックだよ、助手くん」
あたしはにまっと笑う。
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