3:名無しNIPPER
2018/03/22(木) 19:15:16.68 ID:0TknjQHp0
>>2
ではあなたは、自分の身体について良く観察する。
見えている景色からして、身長は低い。150にも満たないだろう。
あなたは麻の服に身を包んでいる。柄は無く、生地は襤褸い。服はあなたの身体にはやや大きすぎるように思える。
胸元を見下ろす。丈の合わない麻の服から、ささやかに膨らんだ双丘が見えている。
両腕を見る。雪のように白い肌の上に、青白い血管が浮き上がっている。腕は細く、肉付きが悪い。
両足。無駄な肉な無い所か、太腿は細く、長時間の歩行に耐えうる用には見えない。
自らを見下ろすあなたの頬に、何かがぱさりと被さる。
あなたの髪の毛だ。澄んだ白銀色の髪が、重力に負けて落ちている。
それはあなたの膝下まで長く、長く伸びている。
あなたの右脚には、鉄の輪がかかっている。足枷だ。
それはあなたの足首にぴったりと嵌っており、抜ける様子がない。足枷からは20cm程度鎖が伸びており、その先端は何かで断ち切られている。
あなた自身について、今の所判明しているのはそのくらいだ。
もし鏡やそれに準ずるものがあれば、よりあなた自身について知ることが出来るだろう。
或いはより特定の部位を指定し、それについて詳しく見ることもできる。
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