加蓮「……ねえ、私の眷属になってよ」奈緒「え……」
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9:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 03:22:46.60 ID:RrjEOvhp0
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「はあっ!」

勢いよく魔物の足を切り裂く。見渡すと、他の兵士達もうまくやれているようだ。

なんだか違和感がする。魔物達の殺気が少ない。というか何かに怯えているような……?

「ギィヤァァァ!!」

突然聞こえた鳴き声に振り向く。そこには巨大な猿型の魔物がいた。
3メートルを超える巨体に、遠目からでもわかる筋肉は自分の力を余すことなく誇示していた。

魔法が得意ではないあたしでは相手にならないことは一目瞭然だ。他の兵士達の中には魔法が得意なやつもいるが、あの魔物の攻撃を回避しながらだとなかなか難しいだろう。
アーニャが逃げる時間も十分に稼いだし頃合いか……。
あたしは剣を鞘に納めて叫ぶ。

「みんな!撤退だ!馬に乗れ!」

あたしの合図であたし達は各自、戦う前に止めておいた馬に向かって駆け出す。
あの魔物もそれを許そうとはせず、1人、また1人とやられていく。
くっ……。心苦しいが勝てる相手じゃない。


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