加蓮「……ねえ、私の眷属になってよ」奈緒「え……」
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85:名無しNIPPER[saga]
2018/03/22(木) 00:17:56.33 ID:pEANMrWe0
ーーーーーー

それは翌日、加蓮と昼食を食べていたときだった。

「誰か来る……」
以下略 AAS



86:名無しNIPPER[saga]
2018/03/22(木) 00:18:23.04 ID:pEANMrWe0
それで、この人たちは……3人いるのか。1人は美波みたいだな。あとの2人は……見たことない顔だな。1人はごつい鎧とハンマーを持っていてめちゃくちゃでかい。もう1人は軽装に杖を持っていて小さい。対照的だな……。

というかあの装備。明らかに銀でできた槍とハンマーだ。それに、聖水とか十字架とかこれはまるで……。

「なぁ、加蓮。これってもしかして……」
以下略 AAS



87:名無しNIPPER[saga]
2018/03/22(木) 00:18:59.45 ID:pEANMrWe0
確かに人間が吸血鬼に戦いを教わるなんかおかしいし、近くに吸血鬼がいるってだけでも普通の人には怖いことなのかもしれない。

でも、加蓮はそんなやつじゃないし、そのことだってあたしから何回も王様に説明した。加蓮だってわざわざ自分の弱点も含んだ特徴を書いた手紙を渡して信用を得ようとした。

なのに……なのに……信じてもらえなかったってことか……。
以下略 AAS



88:名無しNIPPER[saga]
2018/03/22(木) 00:19:31.36 ID:pEANMrWe0
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どうする!?考えろ!美波たちが来る前に、この状況を打開する方法を考えないと!?

「ねえ、奈緒……。聞いて」
以下略 AAS



89:名無しNIPPER[saga]
2018/03/22(木) 00:20:05.72 ID:pEANMrWe0
「だよね。じゃあ2つ目。私が自ら出て行って殺される」

「ダメだ!加蓮は悪くない!ここで死ぬ必要はないんだ!」

あたしが迂闊に話しすぎたっ!冷静に考えれば、近くの森に吸血鬼がいたら退治するのも当たり前のことだ。どうしてそんなことにも気づかなかったんだ!
以下略 AAS



90:名無しNIPPER[saga]
2018/03/22(木) 00:20:42.02 ID:pEANMrWe0
「なぁ、加蓮。お前って身代わりを作る魔法とか使えたりするか?」

「できないこともないけど……」

「じゃあ加蓮がその身代わりを作って、加蓮が殺されたことにしよう」
以下略 AAS



91:名無しNIPPER[saga]
2018/03/22(木) 00:21:34.34 ID:pEANMrWe0
「一応聞いておくがどれくらいかかりそうだ?」

「相手も相当な手練れだろうし、生半可なものじゃ騙せない。せめて20分……いや15分ってところ」

「オーケー、まかせろ」
以下略 AAS



92:名無しNIPPER[saga]
2018/03/22(木) 00:26:11.56 ID:pEANMrWe0
ーーーーーー

取ってきた剣をすぐ近くの壁に立てかけ、屋敷の前を掃除するふりして美波たちを待つ。

するとすぐにこちらに近づく足音が聞こえてきた。
以下略 AAS



93:名無しNIPPER[saga]
2018/03/22(木) 00:26:44.25 ID:pEANMrWe0
「本当はアインフェリアのメンバーで来る予定だったんだけど、いろいろあって旅の傭兵さんの2人についてきてもらうことになったの」

「2人ともアインフェリアに負けないくらい凄い強いんだよ!」

「へぇ……この森は魔物も出るから危ないもんなぁ。でもこれくらいの森だったら、美波なら護衛とかいなくても大丈夫じゃないか?」
以下略 AAS



94:名無しNIPPER[saga]
2018/03/22(木) 00:31:21.94 ID:pEANMrWe0
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「王様」

「どうした、大臣よ」
以下略 AAS



95:名無しNIPPER[saga]
2018/03/22(木) 00:32:43.35 ID:pEANMrWe0
ーーーーーー

「お呼びですか、大臣」

「うむ、いきなりだが本題に入らせてもらう。君には吸血鬼討伐を行ってもらう」
以下略 AAS



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