加蓮「……ねえ、私の眷属になってよ」奈緒「え……」
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14:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 03:27:21.33 ID:RrjEOvhp0
「きゅ、吸血鬼のってあの吸血鬼か?」

「うん、そうだよ?」

「じゃ、じゃあなんで吸血鬼なのに私を助けてくれたんだ?」

「なんでだと思う?」

加蓮がいたずらっぽく笑顔であたしに聞いてくる。
吸血鬼のくせしてかわいい顔してるなこいつ……。おっと、そんなことはどうでもいい。吸血鬼が人を殺さずにして生かしておく理由ってなんだ……。ハッ!

「もしかしてあたしのち、血が目当てか!?」

「うーん、半分正解で半分間違いかな」

「どういうことだ?」

「うーん、順を追って説明しようか」

「私は確かに血が好き。でも、普段は人間を襲わずに魔物の血で我慢してるんだけど、やっぱ人の血のが美味しいんだよね」

「…………」

「そしたらちょうど魔物に襲われた後を見つけてさ。」

「それでギリギリ生きてたあたしの血を吸おうとしたわけだ」

「そういうこと。でも、酷い怪我でね。これ以上血を吸ったら死んじゃうなって状態。ここで死なせるぐらいなら私専用の血液パックになってもらおうかなって」

「ん?つまりどういうことだ?」

加蓮は淡々と話しているがあたしの頭の中は大パニックだ。
吸血鬼が人を助ける?聞いたことがない!
それに血液パックって……


「……ねぇ、私の眷属になってよ」

「え……」



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