加蓮「……ねえ、私の眷属になってよ」奈緒「え……」
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13:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 03:26:39.01 ID:RrjEOvhp0
「それであの後どうなったんだ?」

「あの後?私がそこに着いたときにはアンタ以外全員死んでたよ。」

「くっ、そうか……。」

あたしは死んでいった兵士たちに黙祷を捧げる。
あたしも死んでいてもおかしくなかったんだ……。そう思うと突然恐怖が込み上げてくる。

「それで、加蓮はなんでこの森に?魔物ばっかりだし危ないだろ?」

「確かにそうだけど、人間社会では苦手なものが多くてまともに生きづらいし、しょうがないよね」

「え?どういうことだ?」

「だって私、吸血鬼だし」

「吸血鬼!?」

「そうだよ?あ、これ見る?」

加蓮は見せつけるように牙を見せてくる。たしかにあの本に書いてた牙にそっくりだ……。

それにしても吸血鬼ってあの本に書いてあったあの吸血鬼か!?まじかよ……。
に、逃げなきゃ……。

急いでベッドから立ち上がろうとするも、体が痛み上手く動けない。

「まあまあ、体も満足に動かないだろうし、少しお話でもしようよ」

あたしは立ち上がろうとするのを諦め、ベッドの上に座る。
これはやばいことになったな……。幸いにも、今のところあたしに危害を加える気は無いみたいだし、慎重にいかないと。



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