加蓮「……ねえ、私の眷属になってよ」奈緒「え……」
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11:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 03:23:54.10 ID:RrjEOvhp0
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「いってて……」

なんとか生きてるか……。
まだ残る痛みを堪えながら目を覚ますと、待っていたのは静寂だった。かすかに聞こえるのは、窓から見える森に住む鳥のさえずりだけ。いつのまにか寝かされていたベッドから体を起こす。

いったいここはどこなんだ?おそらくあたし達が戦ってた森の中なんだろうけど。窓からの景色を見る限りはここは二階か。それにしても豪華な部屋だな。

「あっ、起きた?」

「うわっ!?誰だ!?」

赤みがかった茶髪の、真紅のドレスを着た女の人が突然話しかけてきた。深い赤色が、どこか儚げな雰囲気によく似合っている。

「そんなに驚かなくてもいいじゃん。私は加蓮。この屋敷で1人で暮らしてる」

「そうか……。あたしは奈緒だ。お前が助けてくれたんだよな?礼を言うよ。ありがとう」

「どういたしまして」

加蓮という人はベッドの横にある椅子に腰掛ける。その立ち振る舞いからはどこか気品が感じられる。



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