195:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/31(土) 01:20:12.82 ID:kLq3cN2v0
春風「........」
春風「口で説明するのは、やっぱり難しいですね。......わかりましたか?うふふ、やっぱりわからないですか」
春風「ですが、わたくしが詠った一句をなんとなく、覚えておいてください。ふと川辺を流れる桜の花弁を見た時、あぁそういうことだったのかと、理解できるはずですから」
春風「.........」
春風「......言葉とは、本当に綺麗です。物の名前や人の名前も、しっかりとした意味を持ち、願いがある」
春風「......わたくしは、その言葉によって願われた、思いが、大好きなのです」
春風「司令官様は、何かお好きな言葉はありますか?......急には出てこないですか?うふふ、よろしいのですよ」
春風「......春風は、そうですね」
春風「........」
春風「......愛してる、という言葉が好きです」
春風「........」
春風「......好意の、感情や思いを、最大限に表すこの言葉」
春風「.......司令官様は美しいと思いませんか?」
春風「うふふ.....。からかってはいませんよ?本気です......」
春風「言葉によって繋ぎ止めなければ、できたことも、何一つ成就しないこともあります」
春風「誠意は行動によって示される。たしかに、そうです。優しさは言葉では伝わりません。ですが、最後は言葉で表す、勇気が必要なのです」
春風「.......もう一度お尋ねします。.....司令官様は、どんな言葉がお好きですか?」
春風「......では、お耳に息を.....」
春風「.......」
春風「.......ふーー.......」
春風「.......司令官様、わたくしに、愛を囁いてはもらえないでしょうか。春を運ぶ、小鳥のさえずりのように」
春風「........」
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