194:名無しNIPPER[sage saga]
2018/03/31(土) 01:19:27.66 ID:kLq3cN2v0
春風「さくら星。水面に落ちては。春の川」
春風「........字余り」
春風「......」
春風「司令官様、どんな絵面を想像されました?.......字余りはいいんです。語感がいいので、気にしないでください」
春風「.......桜が水面に落ちて春の川だ、ですか。まんまそのままではないですか......」
春風「......こう、もっと想像巡らせてみてください。.......はぁわかりました。意図を説明いたします」
春風「.......」
春風「.......宇宙に輝く銀河は、様々な星々が寄り集まった集合体です。そしてそれは、まるで、桜の枝に満開に咲く、一輪の花と同じだと、わたくしは思ったのです」
春風「花弁が寄り集まり、ふんわりと、やわらかに広がった花々は、銀河そのものに似ている。そして、その集まった銀河が、桜の木、つまりは宇宙に点々としている」
春風「.......ですが、それらはふとした、何かの拍子で弾けたり、風に撫でられて、落ちてしまいます」
春風「.........」
春風「その銀河から落ちてしまった花弁達は、風に乗り、春風にそよがれた水面に浮かびます」
春風「.......司令官様も後で一度確認してみてください。.......水面に集まる桜の花弁は、線を描き、ピンクの川を作っているのです」
春風「それが、春の川。.......そして、川を彩る光景は、夜空に流れる天の川のようだ、と、わたくしは思ったのです......」
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