137:名無しNIPPER[sage]
2018/03/25(日) 17:00:22.32 ID:PaMqZT540
舞風「ん〜?よく、わかんないや.....」
磯風「うむそれでいい。そうだろ、司令?」
舞風「ふーん。まぁ、いっか.....」
磯風「.......」
舞風「.......」
磯風「.......舞風?司令、舞風は......。なんだ寝てしまったか」
磯風「.......」
磯風「司令、まだおっさんになるには早いぞ?......気をつける?そうだな、そうした方がいい」
磯風「時の流れと同じだ。意識しなければ、あっという間に過ぎてゆく。それを無慈悲と感じても、どうしても抗えない」
磯風「時がただ無常に過ぎ去って行かれては、ただ死に急ぐのと、何も変わらない。だから、私たち大人とおっさんは、刺激を求めるだろう?もう飽きてしまうほど、生きてしまったと思っているのだから」
磯風「......私たちが使える、自由な時間は少ない。制限された自由を使って、効率的に生きなければならない。.......少し色々な物や自然、音に意識を傾けてみるといい」
磯風「......自然は大きい。大きく育ったと勘違いした、ちっぽけな私たちを包み込んで、雄大な時の流れと一体化してくれるはずだ」
磯風「.....では、耳に息を吹きかける。.....そうだ、司令の耳だが、汚くはないぞ。言い忘れていた。.......知ってる?ふむ、ならいい」
磯風「........」
磯風「......ふっ......」
磯風「もう一回だ。........ふっ......」
磯風「.......」
磯風「......司令よ、今は、なんの音が聞こえてくる?」
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