85:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 01:52:32.14 ID:EAF0Yir90
「ところで…精神病院に入院なされている岡崎さんなのですが、
先ほどの高野さんのお話では彼は呪いのビデオを観てないそうですね。
それにも関わらず岡崎さんは精神病院へ入院する事になった。
その辺の事情に何か心当たりはありますか?」
「そういえば…私と知り合った頃…
岡崎さんは女子高生に呪いのビデオの取材をしていました。
その子は沢口香苗というんですけど。ただ…その子も…」
「呪いのビデオで亡くなったのですか?」
「はい、私も見ましたがそれはもう酷い死に顔で…
私が知っていることは以上です。これ以上お話しすることはありません。」
「えぇ、大変参考になるお話でした。どうもありがとう。」
こうして舞と陽一から当時の話を聞き終えた右京たち。
それから部屋を退室しようとするのだが…
去り際、カイトが二人に対してこんなことを告げた。
「最後に俺からもいいですか?特に陽一くんに聞いてほしいんですけど…」
「何でしょうか?」
「今日のこと…いや…呪いのビデオなんか全部忘れちゃってください。
こんなこと憶えてたらあなたたち絶対不幸になっちゃいますから!
突然押し掛けて変なこと言ってると思いますけど…とにかくこれで失礼します…」
そんなことを告げながらカイトもまた舞の部屋を出て行った。
それから右京と合流するカイトだが…
そんなカイトに右京は先ほどのことを問い質した。
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