7:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 00:27:14.05 ID:EAF0Yir90
「ダ…ダメだぁぁぁぁ!?」
「このビデオを見ちゃダメなんだ!」
「頼む!見ないでくれぇぇぇぇ!!!!」
突然、今まで怯えていた小宮が錯乱したかのように
ビデオデッキに駆け寄ってそれを破壊した。
何度も何度もバン!バン!と床に叩きつけて機能出来なくなるまで壊す小宮。
それから壊したデッキからビデオテープを取り出して
そのテープをビリビリに破いて二度と再生出来ないようにしてみせた。
「ちょっと…アンタ!証拠品に何してんだ!?」
突然のことに怒声を上げる伊丹。
しかし伊丹の怒鳴り声は小宮の耳には届いてはいない。
それどころか彼は次第に妙なことを口走るようになった。
「まさか…嘘だろ…やっぱり噂は本当だったんだ…」
「どうする…次は俺だ…」
「俺の番だ…どうしたらいいんだ…?」
何か得体の知れない存在に恐怖し怯える小宮。
その姿はどう見ても尋常ではなかった。
とりあえず怯える小宮をカイトと芹沢が奥の部屋へと連れて行き
残った右京たちはそのまま捜査を続行した。
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