4:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 00:24:48.98 ID:EAF0Yir90
「どうも、その専門家です。」
「ゲッ…特命係…」
「これはこれは警部殿、お早いご到着で。」
「アハハ、米沢さんに呼ばれたので来ちゃいました。」
「それにカイトまで…まあ…確かにこの手の事件の専門家ですね…」
現れたのは警視庁特命係の杉下右京。それに甲斐享ことカイトの二人。
確かに米沢の言うようにこのような不可解な事件にはまさに打って付けかもしれない。
だが伊丹たちにしては特命係が事件に関わること自体が不愉快極まりないのだが…
「あのねぇ…警部殿。いつもいつも言ってますけど…」
「そう言っていつもいつも解決してくれちゃってますからね。」
「コラ芹沢!プライドを持て!」
最早捜査一課のプライドなど何処吹く風かの如く無視して
遅れてやってきた右京とカイトは
隣で伊丹たちの小言をハイハイと聞き流しながらさっそく事件の詳細を尋ねた。
「それで被害者の身元は?」
「被害者の名前は吉野賢三。仕事はTV局のディレクターです。
ただしここ1週間ほど会社を無断欠勤が続いていたそうですが…」
「1週間も無断欠勤…何故そんなことに?」
「その件についてなんですが…今被害者の同僚の方が来てくださっているんですが…」
芹沢に案内されて一人の男が右京たちの前に現れた。
被害者の吉野と同僚だというこの男。名前は小宮という。
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