3:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 00:23:08.74 ID:EAF0Yir90
第1話
8月25日 PM23:30
今から3年前の2013年8月25日。
その夜、都内某所にあるマンションで男性が変死体となって発見された。
すぐに通報を受けて駆けつけた警視庁捜査一課が現場の捜査を開始。
死因はこのマンションからの転落死と断定された。
一見してみれば事故と思えなくもないのだが…
「マンションから転落死か。それにしても…」
「一体何なんですかねこの顔は…?」
「俺も刑事歴長いがこんな顔は見たことねえな…」
被害者の男性は
捜査一課の伊丹、芹沢、三浦の捜査一課のベテラン刑事たちが
思わず身震いするような恐怖に引き攣った形相で亡くなっていた。
その変死体は死の直前、
まるで何か恐ろしいものを見たかのようなそんな恐怖を物語っていた。
「これってアレか?おい米沢、これは死後硬直でこうなったのか?」
「いえ、死後硬直でもこれほど顔面の筋肉が硬直するなんてまずあり得ませんよ。
こんな奇妙な事件は我々だけでは無理だと思い、その手の専門家をお呼びいたしました。」
「ちょっと待った!何だその専門家ってのは!?」
鑑識の米沢ですらこのケースは珍しいと言われてやはりどこか奇妙でならない伊丹。
そんな米沢の連絡を受けてとある専門家が現れた。
この手の怪事件には呼ばれずとも必ず駆けつける二人の男たち。
一人は身奇麗なスーツを着込んだ英国紳士風の男、もう一人はジーンズの若者。
そんな一見正反対な男たちがこの現場に参上した。
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