32:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 00:49:58.10 ID:EAF0Yir90
「あの…今のもう一度言ってもらえますか?」
「え?みんなが杉下さんなみの記憶力があるわけじゃないって言っただけですけど?」
「いえ…そこじゃなくてさっき杉下さんが仰った…」
「『しょーもんばかりしているとぼうこんがくるぞ。』のことですか?」
「そう、それです!
確か刑務所に居た時に大島出身の人がいて
その人がよく方言で言ってたんですよ。
『しょーもんばかりしているとぼうこんがくるぞ。』って!」
「まさかこんなところでヒントが出て来るなんて…それでこれ何て意味なんですか?」
「『水遊びばかりしていると幽霊が出て来るぞ』そんな意味だって言っていましたけど…」
『水遊び』それに『幽霊』…
幸子の話しを聞いて今回の事件にますますオカルトの雰囲気を感じ取るカイト。
これでは伊丹たち捜査一課が特命係に丸投げするのも無理はないなと呆れるほどだ。
「幸子さん、どうもありがとう。やはり大島に何かあるとみて間違いないですね!」
「けど早津さんの呪いの日まであと4日…
つーかもう今日も終わりますから実質3日くらいしかありませんよ。
そんな短期間で俺たち二人だけで
45年以上も前にいなくなった人間の足取りを追うのは正直厳しくないですか?」
「そうですね。ですが一応手は打っておいたので心配する必要はないと思いますよ。」
45年前に井戸で死んだ貞子の足取りを追う困難さは
最初から想定していたとでも言いたげな右京。
そんな右京がもうひとつ打った手とは…?
ちなみに…
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