218:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 14:25:52.80 ID:EAF0Yir90
「最後に聞いておきたいことがあります。
あなたが45年前に劇団飛翔の団員たちと宮地彰子の死体を隠した場所を教えてください。」
「カレラノシタイハ…ワタシノイエノ…ウミノヨクミエルバショニウメタ…」
「何故彼らの死体を隠していたのですか?
あなたは死ぬはずだった。それなら隠す必要などなかったはずですよ。」
「モシカレラノシタイガハッケンサレレバ…
シインニカカワラズサダコガウタガワレルコトニナル…
セメテモノ…オヤゴコロダッタンダ…スマナカッタ…サダコ…」
こうして伊熊平八郎は特命係の4人が見守る中、静かに息を引き取った。
思えばこの男こそすべての発端だったのかもしれない。
伊熊が貞子の…いや…貞子の母親である志津子の能力を見定めなければ…
このような悲劇は避けられたかもしれない。
恐らくそのことを伊熊自身もずっと悩んでいたはず。
だからこそ最後はすべての罪を告白したのだろう。
そんな伊熊を哀れに思いつつ、
特命係は伊熊が最期に遺した言葉に従い遺体の捜索に出向いた。
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