200:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 11:22:15.20 ID:EAF0Yir90
「クソッ!離しやがれ!」
「まさか僕らの動きを抑えるとは…」
「やばい…杉下さん!時計を見てください!もう残り3分を切りましたよ!?」
呪いの死亡時刻が迫ってきている。
しかしここまできて未だに呪いを解くための方法が見つかっていない。
貞子を供養することもビデオを複製することも呪いを解く真の方法ではなかった。
それでは呪いはどうやって解けばいいのか…?
「ダメだ…どんな方法でも呪いは俺たちに跳ね返ってくるんだ…」
跳ね返ってくる。
思わずカイトが呟いたこの言葉。
それは先ほどの幻の世界で出会った高山竜二とのやり取りで悟ったこと。
確かにこの状況ではそんな弱音を吐いても仕方がないはず。
だがその言葉を聞いた右京はあることを閃いた。
「なるほど、その手がありましたか。
貞子さん、僕らを殺すには少々時間があります。その前に僕の話を聞いてもらえますか!」
今から自分達を殺そうと企む貞子に声をかける右京。
隣に居るカイトもこの時ばかりは何をトチ狂ったことを思わず正気を疑ってしまった。
だがそんな右京の言葉を聞いた貞子は
二人の首に巻きついていた髪の力が弱まりなんとか苦しみから脱することは出来た。
しかしこれは単なる一時凌ぎ、一体右京はどうするつもりなのか?
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