19:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 00:38:20.23 ID:EAF0Yir90
「15年前…俺たちは…
浅川さんの頼みでその件を調べていたんです。
そしたら…暫くして浅川さんが死んだって話を聞いて…その取材は中断されました。」
「その浅川さんは呪いのビデオの所為で亡くなられたのですか?」
「いえ、彼女は呪いのビデオを見て1週間経ったのに生きていたんです!
けどその後すぐに交通事故に合って死んだと聞きましたが…
それから15年後…俺たちも呪いのビデオを見たんです。
まずは 吉野さんが先に18日に見て…
次に翌日の19日に小宮さんが…それに俺が22日に…
順番通りなら次に死ぬのは俺なんですよ!」
次に死ぬのは自分の番だ。そう叫びながら怯える早津。
今の早津の話しが確かならば吉野と小宮は1週間前に呪いのビデオを観ていたことになる。
つまり呪いのビデオとやらの噂は本当だということになるのだが…
「あの…ちょっといいですか…警部殿。」
「今の話を聞く限りだと…その…捜査一課でオカルトは扱っていないというか…」
「まあその…我々も忙しいので…
今回は特命係にお任せした方が良いんじゃないかというのが僕たちの判断でして…」
「つまりは今の話を聞いて馬鹿らしくなって俺たちに丸投げってわけですか?」
「あのなぁ!捜査一課はオカルト専門外なんだよ!
まあ呪いのビデオとやらで死体でも出たら呼んでください。それでは!」
伊丹たちはこれ以上事件性が無いと判断し、
後は特命係に一任するといいさっさと帰ってしまう。
無理もない。こんなオカルトみたいな話をまともに聞く方がどうかしている。
それに今回の発端となった出来事も15年前ときている。
殆どの関係者が亡くなっていてそんな昔の話を今更検証することなど不可能に近い。
そんなわけでさっさと退散する伊丹たち。
残った右京とカイトは引き続き早津から事情を聞く事にしたが…
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