163:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 09:13:47.84 ID:EAF0Yir90
「それで杉下警部、私はどうすればよいのですか?」
「アポを取って頂きたい。防衛省の山岸審議官と直接会ってお話しをしたいのです。」
さらには大河内を通して防衛省の山岸審議官と対面したい旨を要求。
最早それは図々しいにも限度があるという振る舞い。
しかし大河内も頭ごなしに否定するつもりもない。
杉下右京が動いている。これだけで事態は急を要することくらいは想定出来る。
だがそれでも問題はあった。
「無茶を言ってくれますね。
いくら私でも防衛省の役人相手にコネがあるわけではありませんよ。」
「それではどなたならそのコネをお持ちでしょうか?」
「そうですね。この警察庁に居られる甲斐次長なら造作もないことでしょうが…」
不意打ちに父親の名が告げられ不機嫌な様子を見せるカイト。
あの不仲の父にモノを頼むというのは
いくら事件解決のためとはいえ正直快く思えなかった。
しかしそんなカイトの反応など無視して
大河内は甲斐次長に防衛省に取り次いでもらうように直談判を行った。
その結果、今日中は無理だが明日の午前中に会えるようにアポが取れた。
とにかくこれで黒幕と対峙することが出来る。
それに…呪いのビデオを生み出した元凶…山村貞子とも…
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