13:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 00:31:23.06 ID:EAF0Yir90
8月26日 AM9:00
「 「馬鹿者ォォォォォォッ!!」 」
「刑事が関係者を目の前で死なすとは何事だ!」
「お前たちは市民を守る警察官だろうが!一体何をやっていた!?」
「お言葉ですが…
小宮さんは急性心不全で亡くなってしまい…我々も手を施したのですが…」
「あまりにも突然だったものでどうすることも出来なかったのです。」
「一応病院の報告だと彼は病死扱いということですけど…」
「当然だ。こちらに落ち度があってたまるか。」
早朝、内村刑事部長の部屋でかつてないほどの怒鳴り声が響いた。
伊丹、三浦、芹沢の三人は昨日発生した吉野賢三の転落事故で
その直後に起きた小宮の病死を内村刑事部長と中園参事官から叱責されていた。
いくら不慮の事故とはいえ小宮の死は明らかに警察側の不始末だ。
何故この事態を避けることが出来なかったのか?
内村は三人にその責任の所在を問い質していた。
「それにしても事情聴取中に急性心不全はあまりにも世間体が悪過ぎます。」
「また謝罪会見か。痛たた…胃が痛くなってしまった。中園やっておけ!」
「えぇっ!またですか!?」
「何だ。不満があるのか?」
今回の事故死は警察の事情聴取中に発生した。
従って警察の責任問題は免れない。
そうなれば当然謝罪会見を行う必要がある。
そのため内村はその嫌な役目をいつも通り部下の中園に押し付けようとしていた。
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