121:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 07:26:39.42 ID:EAF0Yir90
「……頂きます。おや…これは…」
「いい豆使ってますね!どうしたんですかこれ?」
「でしょ!実はこれサルウィンで採れた豆なんですよ♪」
「薫ちゃんたら商才があったらしくあっちでコーヒーの豆を栽培して
この商売が軌道に乗っちゃって大成功しちゃったんですよ。」
「まあボランティアの海外援助だけに頼っているわけにはいかないですからね。
自分たちで何か出来るこがあればと思って始めたわけですけど…」
「悪いことではないと思いますよ。
それで現地の方々の生活が向上なされているなら
キミは自分がやっていることを誇るべきだと僕は思います。」
サルウィンでの活動を右京に伝えると同時にそのことを認められる亀山。
かつて一方的な都合で警察官を辞めてしまったが…
それでもかつての相棒に今の活動を認められることは嬉しいことだった。
「右京さん…あざーっす!
それで…キミが今の右京さんの相棒なんだっけ。え〜と甲斐くん?」
「はい、そうです。
あ!俺のことはカイトって呼んでください。甲斐亨なんでカイト、覚えやすいでしょ。」
「はぁ〜!特命係にこんな若いイケメンくんがやってくるなんて…
しかもこの子、右京さんから指名もらって特命係に来たそうよ。
捜査一課でヘマやらかして飛ばされた薫ちゃんとは大違い!」
「うるさいよお前!
言ってる事が親戚のおばちゃんみたいだぞ!
大体なぁ…指名って何だよ!?キャバクラじゃあるまいし…」
「誰がおばちゃんかね!?これでもまだお姉さんです!」
「愉快な人たちですね。」
「えぇ、彼らを見ていると飽きる気がしません。
ちなみにですが角田課長がいつも特命係に置いてあるコーヒーを飲みに来るのは
亀山くんがコーヒーを飲んでいたからですよ。」
「あぁ、なるほど…ってこんなこと聞きに来たわけじゃないでしょ!?」
積もる話もようやく終わり、右京はいよいよ本題に移った。
実は今回、話しを聞きに来たのは亀山の妻である美和子にあった。
日本に居た頃、美和子は帝都新聞の記者を勤めていた。
そのため帝都新聞について詳しい事情を知っているはずだと思いあることを尋ねた。
272Res/385.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20