115:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 07:22:58.43 ID:EAF0Yir90
「何をしているのですか?」
そんな時、ふと誰かが背後から自分に声をかけてきた。
それは恋人の悦子ではない。それに不仲の父親でもない。
カイトは恐る恐るうしろを見た。するとそこにいたのは…
「どうも、おはようございます。」
「何で杉下さんがウチに居るんですか?」
「先ほどマンションのエントランスで悦子さんにお会いしましてね。
キミのことをどうかよろしくと言って部屋に立ち入ることを許可してくれました。」
どうやらこの部屋に右京を招いたのは悦子のようだ。
恐らく今の自分を心配しての配慮なのだろうが…
しかしこれは見られたくなかった。
この人に自分の醜い部分を晒したくはない。
そう思い描き上げようとした絵をすべて黒く塗り潰してしまった。
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