唯「四月は君の華」
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66:1[saga]
2018/03/24(土) 22:54:56.60 ID:N9NZ/oAL0
57.公生side

「短調だったギターが……」

正確かつ厳格。
そんなメトロノームが踊り始める。

唯ちゃんに共鳴するように、唯ちゃんが1人でなくなって、彼女も1人でなくなった。

もともと人は生まれた時から、人は1人ではいられないんだ。

音は競い合うように、支え合うように響き合い、青い海のように広く、青い空のように澄み渡っていった。

会場は言葉を失い、思考を忘れ、呆然と立ち尽くす。

ーー唯先輩の特別に、なれるでしょうか。

唯ちゃんは彼女にしか見せない笑顔を持っていた。この笑顔を、僕は8年間見たことがなかった。


どんな一音でも逃さず、どんな瞬間にも彼女たちの想いが詰まっていた。



最後の一音を奏で終わった後、そこには静寂が残った。

何もない、ゆえに何もかも詰まっているそんな静寂を打ち破ったのは、僕がかつて聞いたことのないくらい大きな、拍手と歓声だった。




to be continued……



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