47:1[saga]
2018/03/24(土) 22:10:59.91 ID:N9NZ/oAL0
39.4日後
唯「うーみだーーー!!」
純「ひゃっほーい!!」
ざばーんと波立つ海に進入して水をかけあう2人を遠くの貸し出しの別荘から眺め、私はため息をついた。
梓「やっぱり練習しなさそうです」
公生「ま、まあ息抜きも大事なんじゃないかな」
先生として呼ばれた有馬さんはアロハシャツみたいな柄の服を着て、暑そうにうちわを扇いでいた。
梓「息抜いてばっかりなんですよねぇ」
公生「あはは……あの子は昔からそうだったよ……」
梓「でしょうねー」
公生「君は行かないの?」
梓「私は……」
行きたい。でも練習したいと言っていた手前、遊びにくいというプライドみたいなものがある。
唯先輩も憂も純も、椿さんも楽しそうに遊んでいる。
公生「行ってきてあげなよ。唯ちゃんたちも待ってると思う。僕はここで本でも読んでるから」
梓「……分かりました」
気づけば夕方になっていて、みんなで遊んでいるうちに、私は真っ黒にやけていた。
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