10:名無しNIPPER[sage]
2018/03/19(月) 17:45:21.27 ID:7Wj9+WkBO
「プロデューサー、もしかしてあなたは馬鹿なのですか? そのようなことが現実で可能なわけないではありませんか。 ……はっ、まさか、私たちには本当のことを話すほどの価値もないということですか」
どう応えたものかと一瞬思案していると、栗色の髪の女性が助け舟を出してくれた。
「紬ちゃん、あんまりプロデューサーさんを困らせちゃいけないわよ。 今は冗談かもしれないけれども、そうなるように頑張るってことよ」
そうなるようにというか、そうなったのだが。が、せっかくの助け舟だ。
ここで乗らないわけにはいかない。
……そういえば、どうして俺は今日この“劇場”にいるんだろうか。
いやそんなことはどうでもいい。とりあえずは、
「紬ちゃんがそう思うのも無理はないと思う。 でも夢は大きいから叶えがいがあるってものだろう」
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